命を開放する

高校を卒業してから、リラクゼーションセラピストになり、たくさんの人の身体に触れてきました。

絶え間なく埋まる予約表。一週間後、一ヶ月後にはまた「疲れた」と言って、お店にやってくる人々。

とても忙しい日々のなかで、密かにわたしの中で問いが生まれました。
 

「真に人が癒やされるとは、どんな体験なんだろう。」

結婚を機にセラピストを辞めてからは、食について学んだり、自然療法に触れました。

そのときに気がついたことは、私は今まで身体のケアの仕事を、プロとしてしてきたにも関わらず、

自分の暮らしは荒んでいで、自分自身の身体が、誰よりも、とてもケアを必要としていた。ということでした。

そして自分の健やかさを大切にできるようになり、少しずつ身体が変化してきた頃。

NVC(Nonviolent Communication、非暴力コミュニケーション)と出会います。

NVCと出会ってからは、こんなにシンプルな方法で自分自身や、誰かと、つながることができるんだ。

と、その可能性に、希望の灯を見出しました。

そして、忘れたと思ったら蘇る、内に抱えた心の痛みとつながり、少しずつ少しずつ、解放してきました。

そして気がついたことは

自分が痛みを避けるためにどれだけ人生を使ってきたか。ということ。

そして、自分の抱えてきた痛みを内側で統合したときに、はじめて、人は世界を照らす灯となって

自分の幸せを、真に生きることができる。ということでした。

今の私にとっての「真の癒やし」とは

自ら自分の命にタッチして

心の痛みが統合され、

世界に向かって、光が放たれる。

そのときに起こります。

わたしはそっと、あなたのアシストがしたい。

どうかひとりでも多くの人が、苦しみから開放され、自分の命をフルで生きることができますように。

愛を込めて

咲子

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わたしたちがもっとも恐れているのは自分の無力さではない。自分の並外れたパワーだ。わたしたちが怯えるのは自分の闇ではなく、光だ。あなたは神の子である。控えめに活動しても世の中の役に立たない。

周囲の人を不安がらせたくないから縮こまっていようとするのは、少しも賢明なことではない。

わたしたちは、自分の内側にある神の栄光を示すために生まれた。神の栄光は一部の人間だけにあるのではない。すべての人の内側にある。自分の光を輝かせるとき、わたしたちは知らず知らずのうちに人にもそうするように許可を与えている。自分の恐れから自由になれば、わたしたちの存在は自動的に人を自由にする。

マリアン・ウィリアムソン

この記事を書いた人

Sakiko
Sakiko
ひとつまみの希望 主宰 oiwai.life

1990年、鹿児島・薩摩川内市生まれ。高校卒業後、リラクゼーションサロンに勤務。ボディケアを提供するなかで「こんなにも多くの人が疲れているのはなぜだろう?」「人の根源的な癒しは、どうやったら起こるのだろう?」という問いを抱く。

6年間勤めた後「食・暮らし・コミュニティ・社会のシステム」が人に与える影響の探求をはじめ、「人と人とのつながりを大切にする対話法・NVC(非暴力コミュニケーション)」と出会う。
その学びの中で、先住民の叡智をくんだ「 “女性のための集い”・ウーマンズサークル」で起きた癒しとエンパワーに可能性を感じ、霧島市でウーマンズサークルをひらく。

学びの活動は夫婦で共にし、
1週間規模のNVC合宿にも複数携わる。その他、食や暮らしにまつわるワークショップを主催している。

現在、霧島・小浜にある古民家を改修し、「星の家」と名付け、ワークショップの企画や、対話の場、NVCのワークショップを開催している。


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