
ようこそ。
我が家が「養生」や「陰陽五行」と出会ったのは2018年3月。仲間が開催してくれた、味噌づくりと養生と染め物のエキスパートで平和活動家(と思っています)の貴さん(冨田貴史さん)の味噌づくりと養生の学びの場でした。
鹿児島県有機農業協会の理事を務め、オーガニックな生き方が大事だ!と思っている私ですが、味噌づくりも養生の学びも初めての機会。(まったくのもぐりだよなぁと反省・・・)
それまで企業と関わるお仕事をさせていただくことが多く、没入しすぎていて、そこに直接つながらないと感じることは敬遠する傾向にあったのだなぁと振り返ります。仕事を共にしている仲間が開催してくれたこともあり、参加することができました。感謝!
味噌は本当にすばらしい!!!!!
そこで、まず味噌に魅入られます。
朝は“茶節”(鹿児島の郷土料理のひとつ、かつお節と味噌にお湯を注ぐだけのインスタントなのにうんまい味噌汁)、日中は味噌をお湯で溶いただけの“みそ湯”を持ち歩き、味噌をおかずにご飯を食べることも。魅力を感じるとすぐに最大限取り入れようとする傾向にある私です。
私が感じている味噌の魅力についてはこちらでも表現してみています。
貴さんは、味噌づくりを
「熟練した人だけがやるもの」ではなく、
「コミュニティとして共に生きる一部としての味噌づくり。そしてそれは分量とおおまかな工程がわかれば誰でもできる営み」
として伝えてくれました。
おかげで、味噌づくりを一気に身近に感じることができ、「助産院でみんなの味噌をつくりたい!」という発想を持つこともできたのです。
「養生」「陰陽五行」は、ビジネスパーソンや、夢を叶えたい・やりたいことをやって生きたい人の必修科目。
「養生」に関しては、「消化」と「代謝」について意識にのぼるようになりました。
わかりやすいなと思ったのは、
「体の中にある酵素が、消化も代謝もしている。
消化は食べたものを分解する作用。
代謝は血液をつくったり、体を動かすエネルギーをつくったり、老廃物を分解して流して疲れをとったりする作用。
体の中に酵素が100あるとしたら、消化と代謝をその100で分担しなきゃならない。だから、消化しにくいもの、例えば焼き肉とビールとかを、しかもどか食いすると、『今日は8割消化だな・・・』と酵素の多くが消化にまわり、代謝が十分にできず、血液の浄化や体を動かすエネルギーを十分に用意することができなくなり、実際の体感としては体がだるかったり、病気にもつながっていく・・・」
という話。
だから消化に良いものを食べた方がいいし、食べる量も適量がいいということなのか!と納得でした。腹八分目とはよく言ったものなのですね。
(私の記憶で整理し直しているし、精緻には異なる表現もありそうですが、ざっくりと理解するため、そして養生を日常で意識するために役立つと思っています)
陰陽五行のことも含め、本当はまだまだ他にもたくさんのことを学んだのですが、妻に「Seitaのブログを読みたいんだけど、私には一度に読むには長くて・・・」と嘆かれたので、まずはこのくらいに・・・
味噌と養生・陰陽五行についての扉を開いてくれた貴さんに心から感謝しています。本当にありがとう!
そして、それから半年後。
妻のSakikoが主催した、愛知の有名な漢方薬局・十字の漢方代表「大成功晃太郎さん」の陰陽五行と養生セミナーで、我が家はさらに学びを深め、日常の端々に取り入れるようになるのです。続く!
尊敬するアクティビスト・貴さん
貴さんは、福島第一原発の収束作業に従事する方々に、放射性物質に効果がある梅干し、味噌、鉄火味噌を届ける活動もしています。
収束作業にかかる年数は想像することすら難しいです。
貴さんのfacebook投稿より
チェルノブイリを見る限り、2世代、3世代で片付くのかもわからない。
ウクライナ政府が立ち上げた「保養庁」が行なう保養や食養の対象の多くは、廃炉作業員の子供たち。
福島第一原発の収束作業員の数は、のべで100万人ほど。
現地の休憩所に、梅干し、味噌、鉄火味噌が並ぶ風景を作りたい。
何年かかるかわからないけれど、働く者に、働ける体のためのメディスンを届けるという仕事を、皆でしていきたいと心から願っています。
そのためにも、大きなうねりを作るというよりは、まずはひとりひとりが、自分の心身を養生できるようになること、そして、身の回りに小さな養生の輪を作ることを望みます。
「現地の休憩所に、梅干し、味噌、鉄火味噌が並ぶ風景を作りたい。」
なんとも心動かされるビジョンです。そしてまずはひとりひとりが自分の心身を養生することを願ってくれていて。
本当にリスペクト。そして彼の活動はまだまだ多岐にわたり、いずれも深いもの。
ぜひ、貴さんのことも知ってほしい。彼のブログへはこちらからどうぞ。
冨田貴史 Takafumi Tomita
むしろ売り手を増やしたい。 そして同時に、売り買いをする暇もないくらいの時のために、手を打っておきたい。 いざとなった時に一緒に作れる仲間、パッと必要なところに配れる繋がりを作っていきたい。 何かあった時にパッとコンビニに走るのではなく、味噌蔵に走る僕たちでありたい。 スーパーでレトルトを買うのではなく、釜戸を組んで炊き出しを始める僕たちでありたい。 …
力強く希望を生み出し続ける人たちへの敬意を抱いて。
また会いましょう。
この記事を書いた人

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システムファシリテーター
株式会社musuhi 取締役COO / Chief Dialogue Officer
ひとつまみの希望 主宰
世界と変わるコトバ研究所(NVC インテグラル理論 U理論 つながりを取り戻すワーク システム理論 等を統合的に扱い「私から、世界と変わる」ための研究・実践活動)
東京生まれ。大学時代から環境問題に取り組み、社会人時代に15年続く環境NPOの代表理事を拝命。2011年に鹿児島に移住、対話・ファシリテーションを鹿児島のまちづくり・地域コミュニティの文脈に導入する事業に参画。2017年4月に合同会社むすひを共同創業、「対話を核に組織が文化から変容していく」組織変革プログラムを仲間と運用。現在は「協働の質を高め、チーム・組織の中での対立も扱えるコミュニケーション:NVC」のオンラインスクール・コミュニティ事業や、第一人者たちと日本での展開に取り組む。
*少し詳しい自己紹介はこちらから。
*これまでに書いた記事の一覧はこちらから。
*妻・Sakikoの記事一覧はこちらからどうぞ!
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