通っていた、「森のようちえん・シュタイナー・わらべうた」を大切にしている「里山のようちえん・にじいろタペストリー」の、元々友人でもある園長・ふみふみやスタッフの皆さんの、心尽くしの手づくり卒園式。
里山のフィールドの中、晴天の下で気持ちのいい式典でした。
息子にとっては初めての式典での時間。
いつもの感性を持ちながら、式典の動きにものっとって、初めて「ぼく」と発話しているのを聴いて、なんともムズムズするような。
日常ではまだまだ「はるは」と自分の名前を一人称にしていて。
それがなんとも可愛くて、いずれそれも聞けなくなるんだろうなぁと今からさびしい。
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式典の中、親から手紙を読む時間があり、妻からの手紙が始まるとすぐに顔を背ける息子。
こみ上げてくるものをこらえていたようだったけど、まもなく声を上げて涙を流し始める。
スタッフさんが歩み寄ってくれて、抱きつきながら涙する息子。
こんなに豊かに感じて、そしてそれがそのまま体を通して現れる、
そんな感性と気持ちの扱いがされ始めていること、
父さんは胸に豊かなものを感じながら見つめ、共に涙が湧いていました。
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息子6歳半。
生まれてから今日まで、
「泣くことは大切な気持ちの現われで、泣きたいときは泣きたいだけ泣いたらいいよ」と言って関わってきました。
涙は、社会的に、いろんなことを感じさせるものだから、
涙について何かを言われることがあるかもしれないけど、
涙が湧いてくることは、間違いなく大事なものなんだと。
それを、せめて我が家の中では、全肯定していたいと思ってきて、
卒園という、彼にとってもなんともいえない、
なぜか大好きな幼稚園の時間が終わって、もう通うことはなくなるらしくて、なんともいえない感情があふれるときに、まっすぐな涙として現れていたことに、
息子と関わってきたことの手応えを感じる時間でした。
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4月からは、公立の小学校ではなく、こちらもシュタイナー教育を軸にした「どんぐり自然学校」に通います。
学費はかかるし、引き続き、当面は送り迎えが必要です。
夫婦で話し合ったのは、
息子に対してできる最大限の投資をしたい、彼の創造性を開くための豊かな時間のための環境を支えよう、ということ。
豊かさとともに、色んな種類の大変さも伴うかもしれないけど、
彼の大切な今この時期に、できる限りのことをしたい。そう思って、試みていきます。
どんぐり自然学校は、中学部まであり、今のところ、9年生まで通うつもりで。
きっとたくさんのことがあって、親としても、たくさんの学びをさせてもらえる期間になるだろうと楽しみです。
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親としても、社会の中で生きる一人の人としても、未来に向けて答えのない時代を生きる者としても、
まだまだ道の中ですが、自分だから感じること、やろうと思うこと、思い描くことを大切に、
家族とともに、仲間とともに、試み、生きていこうと思います。
たくさんのものをくれる、息子の転機に際しての所信表明のようなものになりました😌
息子に、いろんな大人との出会いの機会をつくれたらと思います。
長期休暇の時期には、毎回旅に出て、色んな人や土地に出会えるようにしたい。
流れがあったときには、ぜひよろしくお願いします😌
この記事を書いた人
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システムファシリテーター
株式会社musuhi 取締役COO / Chief Dialogue Officer
ひとつまみの希望 主宰
世界と変わるコトバ研究所(NVC インテグラル理論 U理論 つながりを取り戻すワーク システム理論 等を統合的に扱い「私から、世界と変わる」ための研究・実践活動)
東京生まれ。大学時代から環境問題に取り組み、社会人時代に15年続く環境NPOの代表理事を拝命。2011年に鹿児島に移住、対話・ファシリテーションを鹿児島のまちづくり・地域コミュニティの文脈に導入する事業に参画。2017年4月に合同会社むすひを共同創業、「対話を核に組織が文化から変容していく」組織変革プログラムを仲間と運用。現在は「協働の質を高め、チーム・組織の中での対立も扱えるコミュニケーション:NVC」のオンラインスクール・コミュニティ事業や、第一人者たちと日本での展開に取り組む。
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