【「“コロナウィルス”の影響を、語り・聴き合うトーキングサークル」オンラインで充実の機会 / 次回3月9日(月)20-22時 / こうした運営のお手伝い募集!】
コロナウイルスの件、それぞれの方に本当に色んな形で、小さかったり、大きかったりしながら、インパクトがあるものだと思っています。
つながる皆様の健やかさと安心を願っています。
「自分たちでもできること」
そして
「NVCという“人と話したり聞いたりする中でつながりを生む対話法”を学び、実践している自分たちだから今できること」
ということで、NVC仲間の 鈴木 重子 さん、 安納 献 (Ken Anno Firmalino) さんと共に、
「“コロナウイルス”の影響を、語り・聴き合うトーキングサークル」
の、第1回を昨夜開催できました。
https://www.facebook.com/events/2585239238376165/
刻々と変化する状況の中、できるだけ早く、こうした場を作り始めたい思いから、準備期間は1週間で、私達にとってはなかなかに素早く進められたと思っています。
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多くの方に関心を寄せていただき、まずは20名の上限で安全に話せる場の器を作ろうと呼びかけて、30名の方からお申し込みをいただきました。
(定員で締め切って、残りの方には続く開催のご案内をすることになりました)
今回は初回で、僕たちが声をかけられている範囲も繋がっている方々が多いため、NVCを学んでいる方々も多く、“コロナウイルスの影響を最前線で具体的に大きく受けている方々”には、まだリーチできていない感触です。
ただ、どんな地域で、どんな状況で影響を受けているにせよ、メディアで毎日取り上げられているこの事柄について、私たちそれぞれが受けている影響は思った以上に大きいのだということが、サークルで話されている言葉から感じられてきました。
「この事柄について、どんな風に受け取るのがいいのか」
「自分はそんなに危険や恐怖を感じていないのだけれど、そんな風に感じていていいのだろうか」
「この事柄について話題にすることが難しくて、自分の中にもやもやとしているものがあっても、人と話せない」
「ちょうどこの時期にお祝いごとがあって、集まろうとしていたけど、集まらない方がいいのだろうか。自分は自分のことを祝ってもいいのだろうか」
どれもとても切実な声でした。
そういう意味では、具体的な影響を受けているかどうかによらず、“ひとりひとりの中に最前線がある”ようにも感じます。
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そういった切実な声が安心して出され、
それがサークルの場を共にしている人達によって受け取られること。
それが、先住民の方々から続く叡智を汲んだ、トーキングサークルの大切なところだと思います。
今回はそれを“オンラインで”開くということで、そこにはリアルで集まる場を作る以上に、「安心安全な器」を、“声”と“届けられる映像”で作っていく必要があって、
事前の呼びかけから、意図や、つくろうと思っている場の質感ができるだけ伝わるような言葉選びと、
今回は場のイメージを絵にして、“混迷の中でも、つながれるサークルを持つことで安心やつながりの力が互いを支え、それがサークルの外にも広がっていく”イメージを共有させてもらい、
その上で、当日はメインファシリテーターの鈴木重子さんが、
彼女の人生の旅路と、数十年の学びの上に、
場にもたらしてくれる安心感・安定感と、
NVCの“ニーズ(人にとって大切なこと)”の意識と言葉もサークルの中で活用することで、
話したいと思う方が、元々「こんなこと話せるかなぁ・・・」と思っていたことでも話せて、
それを全員が、自分の考えと違ったとしても、「そうなんだね」と受け取ることができる時間になりました。
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受け取ることができた感想として、
「実際に足を運んで参加できる場所でこの機会があっても、参加したかわからないし、今日みたいには話せなかったんじゃないかと思う」
「色んな人の色んな見方や考えがあったけど、こういう形だと、ひとりひとりの存在を感じられて、考えの違いが気にならなかった。みんなそれぞれ大事なことがあるんだよなぁと思った」
といった声も聞くことができて、今回場を開いた意図がかなっているようで、大きな収穫を感じています。
オンラインで、けっこうすごいことができたようにも思います。やってよかった。
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鈴木重子さんや安納献さんと、NVCも関わったこうした場を持つ時には、その運営側のお手伝いをさせてもらうことが多く、この1年程でだいぶ精度が上がってきました。
同時に、こうした経験を自分ばかりがやっているのも、僕が得られる収穫の効率はだんだん下がってくるので(経験値とか、スキルの向上とか)、もったいないなぁと思っているし、
僕自身、他にもたくさんたくさんやりたいことはあるので、
【もしこうした場を持っていく運営側のお手伝いをする事に意欲と情熱をもって取り組めそうだという方は、ぜひ、ご連絡ください!】
私達が大切にしたい質感やクオリティもあるので、リクエストしたい水準もありますが、一緒に作業する中で少しずつ共有していけたらいいなぁと思います。
よかったら、ぜひ。
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次回のトーキングサークルは、3月9日(月)20時から22時で開く予定です。
今日にもイベントページを立ち上げる予定なので、
参加されたい方、繋がる方に紹介したいという方は、この投稿のコメント欄にもまたお知らせするつもりなので、チェックいただけたら嬉しいです。
それでは、何にせよ、健やかさが本当に大切なので、
なるべく体を冷やさないように、消化の良いものを選んで食べて、元気に取り組める日々であることを願っています。
(先日、ラーメンを、息子が残した分もまとめて食べて消化不良になり、だいぶダメージを受けた私からの体を張ったメッセージでした!体質に合わせた食べ物選び大事!!!)
(同じラーメンでダメージを受けた妻の咲子はサークルに参加できず・・・季節に合わせた食べ物選び大事!!!)
(先日の息子の写真に出てたラーメンは“思無邪”だったけど、今回のはまた別のところだよ!)
この記事を書いた人
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システムファシリテーター
株式会社musuhi 取締役COO / Chief Dialogue Officer
ひとつまみの希望 主宰
世界と変わるコトバ研究所(NVC インテグラル理論 U理論 つながりを取り戻すワーク システム理論 等を統合的に扱い「私から、世界と変わる」ための研究・実践活動)
東京生まれ。大学時代から環境問題に取り組み、社会人時代に15年続く環境NPOの代表理事を拝命。2011年に鹿児島に移住、対話・ファシリテーションを鹿児島のまちづくり・地域コミュニティの文脈に導入する事業に参画。2017年4月に合同会社むすひを共同創業、「対話を核に組織が文化から変容していく」組織変革プログラムを仲間と運用。現在は「協働の質を高め、チーム・組織の中での対立も扱えるコミュニケーション:NVC」のオンラインスクール・コミュニティ事業や、第一人者たちと日本での展開に取り組む。
*少し詳しい自己紹介はこちらから。
*これまでに書いた記事の一覧はこちらから。
*妻・Sakikoの記事一覧はこちらからどうぞ!
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