どなたも歓迎!
“コロナウィルス”の影響を、
語り・聴き合うトーキングサークル
– 怖れではなく、
大切なものから行動を起こすために、
互いをサポートする、“ひとの輪” –
それぞれの方に、様々な形でインパクトをもたらしている今の状況について、語り・聴き合う“トーキングサークル”を開きます。
ぼくは鹿児島におり、まだそこまで大きな影響を感じてはいませんが、友人たちが受けているインパクトを思うと、全く平常時ではなく、たくさんの心の動きがあるし、
物理的にたくさんの対応を迫られていることを感じます。
これまで学び、実践してきたものが、この状況に少しでも役に立つことを願っています。
必要そうな方がいらしたら、ぜひお伝え下さい。
きっと今年も訪れるであろう大型台風や、予期せぬ出来事が起きたときにも、こうして支え合っていける文化ができていくことを願いつつ、試みます。
どなたも歓迎!“コロナウィルス”の影響を、語り・聴き合うトーキングサークル
怖れではなく、大切なものから行動を起こすために、互いをサポートする、“ひとの輪”
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トーキングサークル・ファシリテートチームを代表して
鈴木 重子(CNVCトレーナー、いのちの声を聴く者)より
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みなさま、こんにちは。お元気でしょうか。
最近、コロナウィルスの拡がりについてのニュースを聞くことが、多くなりました。
潜伏期間の長さや症状の重さ、感染の仕方や現在の感染分布、今後の見通しなど、たくさんのメディアにたくさんの情報が錯綜していて、眺めていると圧倒され、不安で心がいっぱいになってくるのを感じます。
催しの開催や参加、仕事の方針など、決めかねている人の声も、複数聴きました。
心に起こってくる不安を持て余し、怖れから、本当に意味があるかどうかがわからない行動を起こそうとしている自分自身に気づいたとき、
私は、9年前、東日本大震災の5日後に、停電や食料不足の続く中、近隣の人たちと開いた、トーキング・サークルのことを思い出しました。
集まって、それぞれの抱える想や、痛みや、不安を語り、ただ聴いただけで、状況は変わっていないのに、心と身体に宿った、あたたかい、心強い気持ち。絶望と悲しみの中から再び見つけた、人生の意味、生きるエネルギー。
そして、思ったのです。今のようなときこそ、みんなで助け合いたい時だ。辛いとき、不安なときこそ、集って、語り合って、想いを共にするひとのいることを感じ、互いを支え合いたい。
ウィルスのために、ひとの触れ合いの機会を持つのが難しくなっているいまだからこそ、オンラインでつながって、互いの存在を感じ取りたい。
コロナウィルスをめぐる状況についての、オンラインのトーキング・サークルを開きたいと思います。
いまの状況についての想いを、参加する、語りたい人、ひとり、ひとりが語り、それに、みんなで耳を傾ける時間です。
互いを聴き合い、自分自身ニーズにつながることで、怖れではなく、大切なものを大切にするエネルギーから、行動を選択できるようになることをサポートし合う。
多くの人が困難に直面している、いまのような時に、みんなでその困難や恐れを共に抱きしめ、希望を見つけて進む道を見つける。
それぞれの声を聴くうちに、混乱の中から、大切なもの、いまを生きる意味が見えてくる、そんな時間になったらと願っています。
ウィルスについての情報交換ではなく、感じていることを、分かち合う、安全な輪を創ることを目的とします。
レクチャーやエクササイズはなく、つながりと助け合いのための、トーキング・サークルです。
いまの状況に不安や痛み、迷いを持っている方、選択に困っている方の参加をお待ちしています。また、耳を傾けることで、サークルの共感を支える意図を持つ方にも、ぜひ来ていただけたらと思います。
私たちはNVC(非暴力コミュニケーション)の学びと実践をしており、このサークルにもそのエッセンスが込められていますが、参加される方のNVCについての経験は問いません。
たくさんの方が影響を受けている状況を思い、複数回の開催を考えています。
初回は、話したい人が、安全に充分に聴かれるスペースを持つため、20名の開催とします。
応募してくださる方が多い場合、規模を大きくし、私たちのNVC仲間にも協力してもらう形での開催も検討しているので、参加を考えている方は教えてください。
ひとの集まりによる、思いやりや、慈悲、共感の力で、世界を揺るがす出来事への反応に変容をもたらす、大きな試みに、立ち会ってみませんか?
呼びかけ人・ファシリテートチーム
鈴木 重子、石川 世太、安納 献、石川 咲子
開催情報
▼ サークルの内容(予定)
1.チェックイン(自己紹介)
2.呼びかけ人の意図の説明
3.想いを分かち合うサークル
(ひとりずつが語るのを聴く)
4.チェックアウト
(洞察、生まれてきたものの分かち合い)
▼ 開催日程
3月4日(水) 21:00-23:00
▼お申し込み方法
こちらからお申し込みをお願いします。
https://forms.gle/LE6cXDb59JQWanhX8
参加費:ドネーション制
(執筆係・石川 世太)
私たちは、この状況を感じ、「今がNVCの学びと実践を活かすとき」と、動き出すことにしました。
この状況からインパクトを受け、サポートを必要とする方々が多くいらっしゃるだろうと。
いわゆる「ボランタリー」な試みとして起こす思いですし、この取り組みの先に、参加した方々や、私たちの仲間たちが今回のような場を開き続けていていくことを願っています。
きっと今年も訪れるであろう大型台風や、予期せぬ出来事が起きたときにも、こうして支え合っていける文化ができていくことを。
この状況の中、経済的に難しい状態におかれる方もいらっしゃると思います。長期的な目で見たときの、経済的な“波”のような、寄せては返す中での、その状態だと思っています。そうした方々はもちろん、金銭的な見返りなくお迎えしたいと思います。
同時に、私たちが継続してサポートの活動をしていくために、経済的な循環の起こる余地があるのであれば、受け取りたいと思っています。
私たち自身、今年開催を構想していた機会をいくつも手放す決断をしており、経済的な見通しの難しさを感じてもいます。
この状況の中、世界への貢献をしたい、
そしてその活動を、より持続的に行うために、金銭的な循環を届けていただける方がいらしたら、ぜひ受け取らせていただきたい、と思い、
“ご参加の方がご自身で選んでいただく参加費設定”として、“ドネーション制”としたいと思います。
(前述の通り、ゼロ円でももちろん構わないということを、あらためて記載しておきます)
具体的には、トーキングサークル終了後、この時間から収穫できたことをお尋ねするアンケートとともに、ドネーションを決済するための方法をお伝えします。
(PayPalでのクレジット決済 or ゆうちょ銀行への振り込み決済を予定しています)
この状況への貢献の試みと、
その中で必要な循環が起きるデザインの試みとして、
参加費=ドネーション制 のご提案でした。
呼びかけ人ご紹介
鈴木 重子
CNVC認定トレーナー
ヴォーカリスト
アレクサンダー・テクニーク教師
文筆家
東京大学法学部在学中に本格的に歌を学び、卒業後も司法試験への挑戦と、ジャズクラブでの活動を続けながら、自身の歩む道を模索。「本当に愛する、生きがいを感じることをして、限りある人生を生きよう」とヴォーカリストの道を選択。1995年メジャーデビュー。ニューヨーク「ブルーノート」にて、日本ヴォーカリストとして初のライブ公演。以後、多くの作品を発表。
自らの真実を伝えるうたを、客席に届け続けるうち、その深くつながりのある関係性を、劇場を超えて世界に広げるためにどうすればいいのか、世界では何が起こっているのかに目を向ける。世界中の戦争の地で生まれた平和の歌を集め紹介する「Breath for Peace(平和への息遣い)」プロジェクトを発起、歌い手の枠を超えて活動を始める。新聞、雑誌への寄稿も多数。2014年には、東京新聞一面のコラムを毎週担当、環境や平和、気づきについてのメッセージを送る。
2006年より、NVCを日本に紹介する活動を始めた、初期からの人の1人。創始者マーシャル・ローゼンバーグの翻訳に関わる。
仲間とともに、トレーナーを招き、ワークショップをオーガナイズ。通訳を担当して自ら学び、日本の人々が学ぶコミュニティを創るために活動を続ける。
2009年より、アメリカ西海岸のNVC組織、BayNVCが開いているリーダーシッププログラムに、アシスタントとして7年間参加。社会の中でのリーダーのあり方を学ぶとともに、多くの参加者をサポート。
2014、2017年に、CNVCの提供するIITをオーガナイズ、通訳を務めた1人。
2018年に、日本在住として初のCNVCのトレーナーの認定を受ける。
ヴォーカリスト、アレクサンダー・テクニーク教師として培った、身体性と声を大切にしつつ、生きたNVCをクリエイティブに分かち合う機会を創っている。
2017年、安納 献さんとジョアンナ・メイシーの『つながりを取り戻すワーク』のファシリテーター、斎藤由香さんともに、世界の絶望を希望に変容するワークショップを開催。
2019年には、インテグラル・エコロジーも含めた『地球の声を聴くワークショップ』を開く。社会構造の中で多様な人々が大切にされることを目指す、『ソーシャル・ジャスティス』のワークショップをオーガナイズ。
脳科学とトラウマ 、ファミリー・コンスタレーションを深く学ぶにつれ、個人の存在の奥深くの癒しと、家族や共同体、社会、そして世界全体の癒しが不可分につながっていることを実感している。混迷の続く現在の世界の中で、自分の生きる意味を問い、この惑星のすべての命が大切にされることを目指して活動を続けている。
*日々の想いを綴っています。鈴木重子 公式facebookページ
https://www.facebook.com/ShigekoSuzukiOfficial/
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安納 献
日本国内でNVCのワークショップをファシリテートする傍ら、NVCとゆかりの深いアレクサンダー・テクニークの認定教師としてトレーニング・ディレクターを務める。国際基督教大学卒業。アレクサンダー・テクニーク(体の使い方の基礎トレーニング)を学ぶ過程で知り合ったNVCトレーナーとの出会いに大きな感銘を受け、2006年より、アメリカをはじめ各国からトレーナーを招聘して日本各地でワークショップを開催。自ら世界各地のワークショップ、リーダーシップ・プログラムに参加し、マーシャル・ローゼンバーグを始め多くのトレーナーから学ぶ。
「NVC人と人との関係にいのちを吹き込む法 」(日本経済新聞出版社)の監訳者でもある
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石川 世太
ひとつまみの希望 主宰
1984年東京・東村山生まれ。2人兄弟の次男。市民活動に熱心な母に育てられる。
仕事として、ファシリテーター、組織のビジョニング、企業研修(共感能力開発、言語化能力開発、チームビルディング等)、ライティング、WEB制作、長期合宿オーガナイザー。
Life Workとして、NVC(非暴力コミュニケーション)の学びと実践、鹿児島のオーガニックのプラットフォーム(器)づくりもくろみ中、鹿児島中央助産院の支援、夫婦ブログの運用。家族クラウドファンディングプロジェクト・「星の家」挑戦中。
より詳しくはこちらからどうぞ。
https://oiwai.life/seita/
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石川 咲子
ひとつまみの希望 主宰
1990年、鹿児島・薩摩川内市生まれ。高校卒業後、リラクゼーションサロンに勤務。ボディケアを提供する中、「こんなにも多くの人が疲れているのはなぜだろう?」「人の根源的な癒しは、どうやったら起こるのだろう?」という問いを抱く。
6年間勤めた後、「食・暮らし・コミュニティ・社会のシステム」が生命に与える影響の探求を始め、「人と人とのつながりを大切にする対話法・NVC(非暴力コミュニケーション)」と出会う。
その学びの中で、先住民の叡智をくんだ「 “女性のための集い”・ウーマンズサークル」で起きた癒しとエンパワーに可能性を感じ、2年前から霧島市でウーマンズサークルを開いてきた。
安心できる場で、互いの話を聴き合い、喜びを共に祝福し、そして、共に痛みを嘆く。
“存在を受けとめられる体験”を通して生まれた、仲間との深い信頼は、“自分の人生”を生きる活力になると気づいた。
女性が自分の人生を生きることを決めたとき、家庭も、コミュニティも変容するのを目にし、「女性は世界をエンパワーする」と信じている。
学びの活動は夫婦で共にし、夫婦ブログ「ひとつまみの希望」も共同主宰。
NVCの学びをシェアする2泊3日の「屋久島“つながる”リトリート」を開き、1週間規模のNVC合宿にも複数携わる。その他、食や暮らしにまつわるワークショップを主催している。
昨年より霧島・小浜で「星の家」プロジェクトをスタート。古民家再生・クラウドファンドに取り組み、4月からは「みんなの学び舎・海の学校」を開いていく。
この記事を書いた人
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システムファシリテーター
株式会社musuhi 取締役COO / Chief Dialogue Officer
ひとつまみの希望 主宰
世界と変わるコトバ研究所(NVC インテグラル理論 U理論 つながりを取り戻すワーク システム理論 等を統合的に扱い「私から、世界と変わる」ための研究・実践活動)
東京生まれ。大学時代から環境問題に取り組み、社会人時代に15年続く環境NPOの代表理事を拝命。2011年に鹿児島に移住、対話・ファシリテーションを鹿児島のまちづくり・地域コミュニティの文脈に導入する事業に参画。2017年4月に合同会社むすひを共同創業、「対話を核に組織が文化から変容していく」組織変革プログラムを仲間と運用。現在は「協働の質を高め、チーム・組織の中での対立も扱えるコミュニケーション:NVC」のオンラインスクール・コミュニティ事業や、第一人者たちと日本での展開に取り組む。
*少し詳しい自己紹介はこちらから。
*これまでに書いた記事の一覧はこちらから。
*妻・Sakikoの記事一覧はこちらからどうぞ!
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