先日星の家の作業日に、星の家の古民家再生を素晴棟梁と共にホールドしてくれている、奥さんの悠希さんが「娘のあかねちゃんが、星の家について言っていたことを伝えたい」と、私に話してくれたことがあります。
息子と同い年の彼女が話してくれたことが、とても素敵で、大切なことを思い出させてくれました。
*
星の家は光ってるんだよ。
空からゆらゆら星がやってきて、
星の家に星が集まるの。
そして、そこにいる人をお祝いしてくれるんだよ。
そのあと星は、その人についていってくれるの。
だからここは光ってるんだよ
*
あかねちゃんが話してくれた、この話を聞いたときに、
既に星の家に集ってくれている仲間達の存在や、
これから集うであろうひとりひとりの生命を思いました。
それぞれの場所で暮らし、仕事をし、
それぞれが人生の旅路の中で、上手くいったことや、上手くいかなかったことがあり、
それぞれの体験のなかから、気がついたことや、学んだことがある。
それらがひとりひとりのユニークな個性を作りだす。
それぞれの人生の旅路を思うと、地球一個分くらいの情報があり、それら全てを互いに分かち合うことは、きっと、できないのでしょう。
ただ、星の家で火を囲んで、あるいはご飯を食べながら、あるいはワークショップとして。
ひとりひとりが積み重ねてきた膨大な知恵や気づきからくる言葉は、だれかを勇気づけたり、
ただただ、その人の存在によって、あたたかい気持ちになったり、安心できたりするものなのだろうと思います。
あかねちゃんの言葉を通して現れたがっている意味を思ったときに、
“星”は、人間の生命が根源的に持っているもののことなのかもしれない、と思いました。
人間のなかにある根源的な、互いを思いやる気持ちや、愛や、パワー。
それらと互いの存在によってつながりなおすことができる、そんな場所のひとつになったら嬉しいです。
ひとりひとりの生命が、星の家を輝かせてくれるんだろうな。

この記事を書いた人

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ひとつまみの希望 主宰 oiwai.life
1990年、鹿児島・薩摩川内市生まれ。高校卒業後、リラクゼーションサロンに勤務。ボディケアを提供するなかで「こんなにも多くの人が疲れているのはなぜだろう?」「人の根源的な癒しは、どうやったら起こるのだろう?」という問いを抱く。
6年間勤めた後「食・暮らし・コミュニティ・社会のシステム」が人に与える影響の探求をはじめ、「人と人とのつながりを大切にする対話法・NVC(非暴力コミュニケーション)」と出会う。
その学びの中で、先住民の叡智をくんだ「 “女性のための集い”・ウーマンズサークル」で起きた癒しとエンパワーに可能性を感じ、霧島市でウーマンズサークルをひらく。
学びの活動は夫婦で共にし、
1週間規模のNVC合宿にも複数携わる。その他、食や暮らしにまつわるワークショップを主催している。
現在、霧島・小浜にある古民家を改修し、「星の家」と名付け、ワークショップの企画や、対話の場、NVCのワークショップを開催している。
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