息子孝行の大晦日!地味だけど願っていたようなお正月。

ようこそ。

2019年最終日は、ひっさしぶりに息子中心の一日に。広島の合宿の準備から当日にかけて、両親がずっと他のことに心血を注いでいて、その後はふたりともダウンしちゃって心配をかけていたから、うっくつしていたと思う。ごめんね。

朝からボールを蹴り合い(いつもなかなかのセンスをみせる息子)、「JR乗るか!」「やったー!」と列車の旅に出て、なんとも久しぶりに指宿の砂蒸しへ。

電車大好き。

「砂かぶる?」「ひゃー!やったー!」と楽しみにして浴衣も着て、砂をかぶる段で「いやだー!」と泣き出す・・・やっぱりか、という結末。

最近カメラ向けると顔を背けることが多い・・・成長だなぁ。

父さんの脇にちょこんと座って、砂をかけられる父を見て喜び、人がいなくなると、父に砂をかけて遊ぶ楽しみを発見。楽しそう。顔に砂はかけないで。

温泉で砂を流し、体調をくずした年配の人がいて、看病されるその人を興味深げに眺める息子。

「心配なの?」「んーん」「興味があるの?」「うん」とのこと。

適切かどうかは別として、ふだん目にしない光景を見たい、というのはとても自然なことだよね。

あがって、「アイス食べたい」「んーん、お芋とおにぎり持ってるから食べない」「えー」と言いつつおにぎりを食べる息子。真剣に食べたいときはもっと食い下がる(それでも父はゆずらないけれど)ので、このときの押し引きはこんな感じ。

父もおにぎりに手を伸ばすと「だめ!」とな。にゃろう。まぁいいけど。

そこから、帰りの列車で、持っていた芋の取り合いになってケンカし、終盤は列車にも飽きてゴロゴロしていたけど、まぁ旅を楽しんだみたい。よかったよかった。

帰って母さんにハグ。やっぱり一緒がいいよね。

咲子が準備してくれていた、息子の好物・餃子。豪華に焼き餃子とスープ餃子!
そして、年末年始恒例の、おでん!(だしの豊かなうまみが・・・!)
3人でうまうまと静かに食べ、その後、息子は早々に寝て、夫婦それぞれ2019年の振り返りをしたり、思い浮かんだことを書き留めたり、思い思いに過ごし、23:40ほどに咲子はお風呂に入ると言い出し、「じゃあ今年はもうこれで最後だね」「なにそれ」なんて言って、やっぱりそのまま年を越した我が家でした。

本当は、冬の期間、22時には就寝したいところ、創造意欲がガンガンと湧いてきて、なかなかそうできない私たち。

妻・咲子の2019年振り返り。美しい。

2020年に豊かに育んでいく生態系へ、つながっていくことと思います。

お正月というものは、高校生になったあたりからほんの数年前まで、「せっかくのお休み、楽しまなきゃ損だ」みたいな感覚があって、好きなものを食べ、お酒を飲んで過ごすのが常で、
この期間に1年間を思い描いたり、ずっとやれてなかったことをやるチャンスだ、なんて思いながら、願うほどにはできないで来た、たくさんの時間にモヤモヤを思っていたものでした。

今になって、ようやくこの守られた時間とスペースを、自分がやりたい、そうありたい、と思うことのために使う選択ができるようになってきたかなぁと思います。

もちろん、いろんな形の素敵なお正月が世界にあります。その中で、自分が焦がれていたのは、今年のように過ごせるお正月でした。

ああ、ようやく、自分が願う生き方を、そのようにするということの、小さな育みができたようで、とても嬉しくなんとも落ち着いたような感覚です。

黙々と言語化するのが、小学校の図工の時間のように楽しく、やり続けるお正月。

この守られた時間とスペースはあと数日だけど、
日常の中にも、自分で守る時間とスペースを作り続け、そこで、自分が願う生き方を小さく育み続けていくことが本当に大切で、自分の人生にあって欲しいと焦がれ続けたことだなぁと思っています。

今掴めているように感じている確かさを、2020年の中にも息づかせ、つながる皆様への、そして世界への貢献に繋げていきたいと思います。

がんばるぞ。

息子も描きたくなったらしい。左が「ちきゅう」で、右が「うちゅう」。うん、いいぞいいぞ。

色んな試みを仕掛けていこうと思っている今年ですが、まだまだ可能性と余地に富んだ年でもあります。
お役に立てそうなこと、お仕事を共にできそうなことがあれば是非お声かけください。

本当に未熟なことが多い自分だなぁとしみじみ残念に思ったりもするのですが、自分なりに必死に取り組んでみて、長じることができた分野もあると思っています。

そういった側面を活かしてお役に立つことができたら、それは大きな喜びです。

最後に我が家の冬の好物「大根のゆず漬物」の前の姿。貴重な日差しに飛びつく私たち!

また会いましょう!

この記事を書いた人

Seita
Seita
システムファシリテーター
株式会社musuhi 取締役COO / Chief Dialogue Officer
ひとつまみの希望 主宰
世界と変わるコトバ研究所(NVC インテグラル理論 U理論 つながりを取り戻すワーク システム理論 等を統合的に扱い「私から、世界と変わる」ための研究・実践活動)


東京生まれ。大学時代から環境問題に取り組み、社会人時代に15年続く環境NPOの代表理事を拝命。2011年に鹿児島に移住、対話・ファシリテーションを鹿児島のまちづくり・地域コミュニティの文脈に導入する事業に参画。2017年4月に合同会社むすひを共同創業、「対話を核に組織が文化から変容していく」組織変革プログラムを仲間と運用。現在は「協働の質を高め、チーム・組織の中での対立も扱えるコミュニケーション:NVC」のオンラインスクール・コミュニティ事業や、第一人者たちと日本での展開に取り組む。


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