
私たち夫婦がNVCを学び始めたのは2015年9月。
もうじき四年になります。
NVCに出会って、素晴らしいコンセプトだし、
人間関係のあらゆる問題が解決するような、
世界を平和にできるんじゃないかって希望を持つぐらい。
なんだけど、
それをいざ日々のカオスに適用しようと思うと
なかなかうまくいかない。
夫婦の中でもそれは起こり、
学び始めた頃は、
試してみようとすれどうまくいかず、
やっぱりだめなときはだめなのかな・・・
NVCを日々に取り入れるって一体どういうことなんだろう?
そんなこと本当にできるんだろうか?
などなど思いながら、
それでも、
NVCを伝える人たちが実践し、表現する世界観に心惹かれながら、暮らしてきました。
そうしてようやく、昨年末あたりから、
ぐぐぐぐぐっと、
夫婦で、「NVCを生きる」の次の領域に進んでいけている感じがしています。
「NVCを生きる」って、それは、
NVCでなければできないものではないんだけど、
自分が本当に大事にしていることを大事にし続けること、
相手の中にあるそれを見ようとすること、
世界にあるそれを見ようとすること、
そしてそのどれもを、
実際に大事にするにはどんな方法があるか、
考え続け、
試み続けること。
ひとつの側面として表現するとこんな感じかなと思っています。
それを夫婦で、
たくさんたくさん共に嘆きながら、
相手とつながれない辛さも感じたりしながら、
ここまで歩んでこれたこと。
本当に良かったと思っています。
私にとってNVCを生きることは、
「お互いのニーズが満たされることを、同じくらい大切にする」という、関係性への意図をベースにしながら、
それは、「私とあなた」という二人の関係性のことだけではなく、
私はどんな世界を願っていて、
そのために私はどんな使命を生きようとしているのか。
ひとりひとりが本当にそれを生きようとすること。
そして、世界が、
これまでどんな軌跡をたどって、
今どんなところにいて、
これからどんなところに向かって行こうとしているのか、
という大きな時空間の意識の中に在ること。
そんな中、自分たちの使命を生きようとする私たちの間に、
高め合う関係性を存在させるために、
NVCはひとつの方法、在り方、生き方の世界観を提案する体系なのだと思っています。
今でも、というか、ごくふつうに、
夫婦の間で、お互い満たされない感情を抱きながら話を続けることがあり、
その時は決して心地よくはないんだけど、
その心地よくない感覚があることも置いておきながら、
ニーズの意識も持って話を続けることで、
心地よくない感覚を感じ始めた時には「今度こそもう無理かもしれない」と思っていたとしても、
そうではない、“思ってもいなかった素敵なところ”に到着できる。
そんなことを何度も体験しています。
それは、
自分自身としても、
夫婦としても、
大きな前進だし、
出会ってこうして一緒に生きてきて本当によかったと思える、前進の手応えです。
そして、まだまだまだまだ道の途中。
私たち夫婦がアシスタントをさせてもらうNVC “Being” Program。
こんな質感を一週間共にする機会です。
数えきれない流れの中、
そのチャンスを共に出来る方がもう少しいらっしゃるのではないかと思い、
引き続き私たちが思い描いていることと、それに伴うお誘いの声を、
届けていってみています。
(ほんとに貴重な機会だから超来てほしい!と思って、やれることやってみようと、「NVCと私」をいろんな角度から言葉にするチャンスにしています〜)
———–
NVC “Being” Program
– 自分・組織・世界が変容する“鍵”をもたらす7日間 –
“変化のために今をまるごと受け入れる”
あり方・器・リーダーシップ開発
<Trainers> ソーヤー海、安納献、鈴木重子、小笠原春野
2019. 7/10-16
@女神山ライフセンター
(長野県)
NVC “Being” Program on Strikingly
NVC “Being” Program 自分・組織・世界が変容する”鍵”をもたらす7日間。”変化のために今をまるごと受け入れる” あり方・器・リーダーシップ開発。2019. 7/10-16@女神山ライフセンター(長野県)トレーナー:安納献、鈴木重子、小笠原春野、ソーヤー海 アシスタント:石川世太、江頭桜子、高橋雄也、畑中みどり、石川咲子
この記事を書いた人

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システムファシリテーター
株式会社musuhi 取締役COO / Chief Dialogue Officer
ひとつまみの希望 主宰
世界と変わるコトバ研究所(NVC インテグラル理論 U理論 つながりを取り戻すワーク システム理論 等を統合的に扱い「私から、世界と変わる」ための研究・実践活動)
東京生まれ。大学時代から環境問題に取り組み、社会人時代に15年続く環境NPOの代表理事を拝命。2011年に鹿児島に移住、対話・ファシリテーションを鹿児島のまちづくり・地域コミュニティの文脈に導入する事業に参画。2017年4月に合同会社むすひを共同創業、「対話を核に組織が文化から変容していく」組織変革プログラムを仲間と運用。現在は「協働の質を高め、チーム・組織の中での対立も扱えるコミュニケーション:NVC」のオンラインスクール・コミュニティ事業や、第一人者たちと日本での展開に取り組む。
*少し詳しい自己紹介はこちらから。
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