ようこそ。
NVCで、感情、ニーズを推測することができるリテラシーを育むのは、それができるようになって、それを言えば相手との関係性が良くなるから、ということでは、解像度がまだまだ低いのだと思う。それは、相手の感情やニーズを推測して伝えたらそれで関係性がよくなるかというとそうではない、というところにも表れている。文脈を、ストーリーを変えていく、というところにパワーがある。
そのためには、相手に伝えなくとも、自分の中で言葉にすると、自分のストーリーは変わる。そうすれば、自分の現実は変わり、相手に対する感じ方が変わる。この時点で、相手との関係性に困っていたとして、そのことには変容が早速起こっている。その上で、相手との間に起きることをこんな風にしたいという願いがあるのであれば、そのために自分も含めてどんな選択や行動をすることができるかを考えていく。ストーリーが変わり、自分が変わることが容易になっているため、相手と共有しているシステムに変化を起こすことができうるようになっている。
紡ぎ半ば。
また会いましょう。

この記事を書いた人

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システムファシリテーター
株式会社musuhi 取締役COO / Chief Dialogue Officer
ひとつまみの希望 主宰
世界と変わるコトバ研究所(NVC インテグラル理論 U理論 つながりを取り戻すワーク システム理論 等を統合的に扱い「私から、世界と変わる」ための研究・実践活動)
東京生まれ。大学時代から環境問題に取り組み、社会人時代に15年続く環境NPOの代表理事を拝命。2011年に鹿児島に移住、対話・ファシリテーションを鹿児島のまちづくり・地域コミュニティの文脈に導入する事業に参画。2017年4月に合同会社むすひを共同創業、「対話を核に組織が文化から変容していく」組織変革プログラムを仲間と運用。現在は「協働の質を高め、チーム・組織の中での対立も扱えるコミュニケーション:NVC」のオンラインスクール・コミュニティ事業や、第一人者たちと日本での展開に取り組む。
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