今日は休むと決めたのです(養生と陰陽五行と休むこと。そして有機農業の祭典)

Photo by Michael Green on Unsplash

私はああ本当に気を抜くとがんばろうとしてしまうのです。今日妻が送ってくれた、星占いで有名なしいたけさんの、私の星座・“乙女座”の2019年上半期を読んで、もう本当にそう思うのです。

今日も、鹿児島県有機農業協会の広報担当常務理事として、8年に一度の持ち回りで開催している「第26回九州・山口有機農業の祭典」という、8県から180名が集まる一大企画の、イベント運営の裏方から少し表まで走り回ってしまいました。


ああ冬の土用だというのに。

消化機能が弱り切って、がんばりすぎないことがこんなにも大事な時期だというのにがんばってしまったのです。

祭典の中の分科会・11企画を、有機農家の素敵な仲間たちが運営するということで、こんな進め方をしたらうまくできると思うんだ、ということを12月から関わって熱っぽく語り、今日も開催直前のブリーフィングで熱弁してしまいました。

そして会場に集まった方々の前にプロジェクタのブルースクリーン(何も映ってない寂しいアレです)が映っていたので、これはもったいない!と祭典のスライドと名札を書くお願いやその他のお知らせも合わせたループ式のスライドを大急ぎでつくってしまいました。


ああ、あのときの自分のアドレナリンの出方といったら!体が悲鳴をあげていたことでしょう。

土用というのは春夏秋冬・各季節の終わり18日間あって、活動としても食事としてもペースを落とし、次の季節に備える期間なのにです。

そうしていよいよ開会したあとは、愛機の一眼レフを手に取り、お気に入りの広角レンズで会場を一望する写真を撮っていました。

なんとも盛大な祭典。

そして今日のメイン企画は、基調講演・鈴盛農園の鈴木啓之さんのお話。控えめに言ってもすらりとかっこいい彼が刺激的な講演を始めようとしたそのとき、なんとプロジェクタの接続エラー!さっきまで投影されていたのに!

鈴木さん。声もいい。

静まる会場の中、ホテルの方、実行委員の仲間たちが復旧作業にあたるも、時間がかかることを察した私はマイクを手に取り、フォローの話を始めました。開会の時間ギリギリに来られた方に向けて、あらためて名札やその他の仕掛けのアナウンスと、そこにはこうして8県の方が集まるとても貴重な機会の中で交流が進むように意図を込めているというメッセージを熱っぽく伝えました。額にはじっとりと汗を浮かべながら。

それでもまだプロジェクタは整わない。どうもPCとの相性がよくないらしい。さっきはできていたのに!

走る私。自分のPCなら別の方法でつなげそうだ。今から走ってPCをとり、相性のよくないPCからデータをUSBでとって私のPCに入れ、プロジェクタと接続して、投影。うん、いける。やろう!

走る私。

そうして会場全体がプロジェクタと格闘する私たちを見守る中、接続に成功!ようやく、講演を始めていただくことができたのでした。ああ良かった。

それではとどまらない今日の私。鈴木さんのお話を、このあとの流れによりつなげられるようにしたいと思い、得意でないながら、模造紙にまとめ始めてしまったのです。

ああ、がんばりすぎてしまう。もう少しで待ちに待った春が、2月4日に旧暦のお正月・立春が来て、長かった冬が終わるというのに!待てない私。

鈴木さんの、就農をしてから今のようなメディアでも紹介され、オンラインツールも活用し「日本の農業をかっこよく!!」と全国の特に若手の農業者を牽引する存在になるまでの、胸を打つお話に胸を打たれながら、1時間半、書き続けてしまったのです。

尊敬するグラフィッカー・せきちゃんには遠く及ばないけれど、自分としてはまずまずの出来のグラフィックが仕上がったとき、


私の中でなにかが尽きました。



その後、素敵な有機農家の仲間たちが分科会を想いを込めてまわすのを見守り、

温泉に入り(会場は素敵なことに、霧島国際ホテルでした!)、懇親会に到着するものの、まったく生気がなく、周りの方とほとんど話せずに、実行委員の素敵な有機農家の皆さんが提供してくれたおいしい有機野菜をもりもり食べていました。隣には偶然、今回の祭典の事務方を一手に引き受けてくれた、有機農業協会の仲間。燃え尽きた2人はゆっくりと話したのでした。

素敵な有機農家の仲間たちが、厨房が悲鳴をあげるくらいの作物を気前よく寄せてくれ、盛大なオーガニックビュッフェが実現!素晴らしいなぁ。


ああ、本当にがんばってしまう私。しいたけさん、どうしてそんなに私のことがわかるんですか。

僕が占いで会ってきた人の中で、首の後ろや後頭部がカチンコチンの人って「人から頼まれたことに何でもYesと言っちゃう人」とか「自己満足をする時間をそれほど取らず、すぐに他人に対して尽くしちゃう人」が多いです。

(中略)

後頭部や首の後ろが異様に固くなったら、それは「自分に甘くすること」を忘れていると思ってください。「自分に厳しく、自分にクオリティの高い労働を強いて、他人に対して尽くしてしまうやさしさを持つ」。それは乙女座が持つ首の後ろや後頭部の固さの原因であったりするのです。

しいたけ占い 乙女座 2019年上半期

ああ固い!かも!

その対策として、自己満足をちゃんとすること。

「10個用事があったら、3個はうまくいかなくて良い」

と思うことです。そして、うまくいこうが、うまくいかないときがあろうが、自分が10までやってきたことに関しては「私って本当にえらいな」ときちんとジーンとしながら褒めてあげてください。

しいたけ占い 乙女座 2019年上半期

ああ、今ジーンとしています。ありがとうしいたけさん。

そうして今こうしてその夜にはや抜けしてブログをせっせと書いて、今日撮った写真まで取り込んで編集して、とやっているけど、これは自分が楽しんでできることだからいいの。しいたけさんも言ってたもの。

今期のあなたのミッション。それは自分のために祈ることです。

しいたけ占い 乙女座 2019年上半期

というわけで、今日は休むと決めたのです。なにをって?おとといの続きを書こうとすることを。前に決めたことに従おうとすることを。

ああ、冬の上に土用なのだから、22時から午前2時の間は身体を横たえて、身体を休め、特に体内の水分を下から上にあげ続ける役割を果たしている腎臓を休める必要があるのにもう22:14だ!横になろう。養生しよう。

おやすみなさい。また会いましょう。

この記事を書いた人

Seita
Seita
システムファシリテーター
株式会社musuhi 取締役COO / Chief Dialogue Officer
ひとつまみの希望 主宰
世界と変わるコトバ研究所(NVC インテグラル理論 U理論 つながりを取り戻すワーク システム理論 等を統合的に扱い「私から、世界と変わる」ための研究・実践活動)


東京生まれ。大学時代から環境問題に取り組み、社会人時代に15年続く環境NPOの代表理事を拝命。2011年に鹿児島に移住、対話・ファシリテーションを鹿児島のまちづくり・地域コミュニティの文脈に導入する事業に参画。2017年4月に合同会社むすひを共同創業、「対話を核に組織が文化から変容していく」組織変革プログラムを仲間と運用。現在は「協働の質を高め、チーム・組織の中での対立も扱えるコミュニケーション:NVC」のオンラインスクール・コミュニティ事業や、第一人者たちと日本での展開に取り組む。


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