“小さなアクション”・“ひとりの存在”の意味の更新

ようこそ。

私は、
日々の中で続けられる“惑星意識の暮らし”(参照:映画「PLANETARY」)を、
小さなところからも含めて、実践し続けることにしている。

例えば

  • 日々のランニングとごみ拾い
  • 運転のときにスピード重視でなく、燃費重視にする
  • 電気を必要なだけ使う(夜は暗くしたほうが睡眠の質が上がる)
  • プラスチック製品を購入しない
  • レジ袋をもらわない
  • 自転車で行けるところには車を使わない
  • 選べるなら、牛肉以外を食べる
  • 有機・オーガニックの野菜、製品を買って食べる
  • 持続可能な世界のための情報をシェアする

より大きなこととしては、
自分の人生を“持続可能な世界”、“惑星意識の暮らし”に焦点を合わせて営むこと、
そこにつながる、自分が思い描ける限りのビジョンを描き、自分のリソースを使い、仲間を作り、たくさんのリソースを集めていきたいと思っている。

そんなことをして本当に世界が変わっていくのか、
続けられる世界になっていくのかという保証は、
当たり前だけどもちろんない。

けれども、自分にとって、
「保証がない」ことは、「やらない」ことの理由にはならない。

同じような考えで、
“地道にひとつひとつのことを続ける”というのは、
「あなただけがやったって世界は変わらないよ」
と言われてしまうこともある。

そうすると、それを続けるやる気をなくしてしまうこともあると思う。

けれど、私にとっては、

「それが本当に世界を変えていくか」
「その積み重ねが本当に世界を変えていくのか」

という“直線的な発想”ではなくて、

「それを始めてみる」ことから、

自分が感じることがあり、

感じたことから思い描くことがあり、

思い描いたことから具体的なことに落としていく繰り返しの中から、

最初に始めたところからは思いもよらぬところまで行けてしまう、

という可能性があることに、思いを馳せている。

それはこの“続けられる世界”の話だけではなく、

どんなビジネスや

どんなイノベーションや、

どんな「こんなの無理だ・・・」と思うような局面から“思いもよらなかった未来にたどり着いていた”という事柄にも、

通ずるものがあると思う。

それをこの、
“続けられる世界”の発想の中でも生かしてみたいと思っている。

だから、日々の中でレジ袋をもらわなかったり、落ちているゴミを拾ったり、使う電気を極力減らしたり。

それが気候変動を起こしている温室効果ガス排出の削減に、直接的にどれだけ寄与するかといったら、全くもって微々たるものなのだけど、

それを、確かに続けていること、
そこから感じていることがあり、
そこから思い描けることがあり、
そして私がこうして発信をしていたり、なにかを起こしたり、人にはたらきかけたりしている。

このことは、「直接的にどれぐらいの温室効果ガスが削減できたか」以上の意味を生み出していると思っている。

そして、まずもって、
自分のポリシーや矜持、息子に見せる背中、未来世代への思い、今の生き物たちへの思い。

それを胸において、どんな選択をしたいか、どんな行動をしたいかに則って生きている、ということだと思っている。

それがこの世界にある、
大きくて複雑な問題を“直で解決できるか”どうかというのは置いておいて、

そこに加担をしないこと、
ほんのわずかでも悪化を留める効果のあることだったらやる、
ただそれだけなんだと思う。

やってみているからこそ、
例えば1回でこれだけの量のゴミが集まる、
それをもし同じような気持ちで1万人の人が毎日やったらば1万倍集まっていく、
それは世界中の海からしたらまだまだ少ない量かもしれないけれど、
どこかの海の生き物たちを守ることになるかもしれない。

とか、やってみなかったら思い描くことすらなかったことも想像できる。

思い描くことができなければ、それを実行したり実現に移すこともできない。

“思い描ける”こと、それがまず何より大事だ。

そのために、やってみること、感じること、そこから思い描くことが、とっても大事だと思っている。

また会いましょう。

世界は美しい。

この記事を書いた人

Seita
Seita
システムファシリテーター
株式会社musuhi 取締役COO / Chief Dialogue Officer
ひとつまみの希望 主宰
世界と変わるコトバ研究所(NVC インテグラル理論 U理論 つながりを取り戻すワーク システム理論 等を統合的に扱い「私から、世界と変わる」ための研究・実践活動)


東京生まれ。大学時代から環境問題に取り組み、社会人時代に15年続く環境NPOの代表理事を拝命。2011年に鹿児島に移住、対話・ファシリテーションを鹿児島のまちづくり・地域コミュニティの文脈に導入する事業に参画。2017年4月に合同会社むすひを共同創業、「対話を核に組織が文化から変容していく」組織変革プログラムを仲間と運用。現在は「協働の質を高め、チーム・組織の中での対立も扱えるコミュニケーション:NVC」のオンラインスクール・コミュニティ事業や、第一人者たちと日本での展開に取り組む。


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