世界中で取り組まれる、気候変動に対する活動の中で、最近特に知られるようになり、世界に勇気を与えているのがスウェーデンの高校生・グレタさん。
(気候変動:地球温暖化の影響で気温が高まり、台風が強大になったり雨量が極端になったり、海水面の上昇が見込まれ水没する臨海都市が予測されたり・・・などなど、今では「気候危機」とも言われ、長期的には、真剣に、“災害レベル”以上にやばい事柄)
彼女が中心になって呼びかけている、【9/20 グローバル気候マーチ】というものがあります。
9月20日 → グローバル気候マーチ
いつ開催されるの? 9月20日の金曜日です。 Fridays For Future をはじめとする若者たちがはじめた学校ストライキは、またたく間に世界中に広がりました。 今回マーチは学生だけでなく、より多くの人に参加してほしいとの若者たちの呼びかけに共感し、この日は、あらゆる国や地域の様々な大人たちも、具体的な気候変動対策を求めマーチに参加します。 9月20日のマーチの声が、9月23日の …
「SDGs(国連の持続可能な開発目標)」という言葉が聞かれることも増え、ロシアのシベリアやアマゾンの森林火災が大きく話題になり、
待ったなしの対策が必要になっている、気候変動について、
9月23日の「国連気候サミット」が行われるのに合わせて、「世界的なグローバルマーチを展開しよう!」というのが今回の呼びかけです。
グレタさんのこれまでの活動は、学校をストライキして議会前に座り込む抗議活動から始まっている。こちらの記事がよくまとまっているのでぜひ。
世界を動かすスウェーデンの16歳女子が伝えたいこと|英国議会スピーチを全訳しました
今、世界を動かしている人物がいます。彼女の名前はグレタ・トゥーンベリ。スウェーデンの女の子です。 2018年の夏から登校拒否をし、議会前に座り込む抗議活動を開始。「気候変動のための学校ストライキ (Skolstrejk för Klimatet)」と書かれたプレートを掲げ、一人っきりで座り込みを始めた当時は15歳でした。 …
日本は経済的には先進国だけど、気候変動や脱プラスチックのテーマにおいては「後進国」と言われうるような意識と実践の段階だと感じられます。(取り組みが進んでいる国との、流通している情報の種類・量の比較や、政策として決定して取り組まれていることの違いから)
その日本で、このグローバル気候マーチの取り組みがどれぐらい広がるかわからないけど、各地でマーチが企画されています。
鹿児島でも、巨大な規模のマーチはできないにしても、この呼び掛けに呼応した取り組みがしたいと思うし、
この9月20日という1日だけのことではなくて、継続的に「この状況をどうやったら変えることができるのだろうか?」と、
大きなシステムを観ながら取り組みを検討し、そして実践していく流れを生み出すために、
出来ることをやってみようと仲間達と話し、色んな動きが起こりそうな気配がしています。
そのうちの一つが、友人達が主催するプラットフォーム・SELF(Satsuma Emergent Leadership Forum)の呼びかけ。
( 野崎 恭平 (Kyohei Nozaki), 大岩根 尚 (Hisashi Oiwane), 須部 貴之 (Takayuki Sube), 坂口 修一郎 (Shuichiro 他にもたくさん!)
昼の部:「2030SDGsカードゲーム」と環境学の博士である友人・大岩根尚の気候変動に関するミニ講演会
夜の部:“Signs from Nature(サインズ フロム ネイチャー)”という、「日本でも気候変動の影響が感じられ始めているという声を集めたショートフィルム」と、やはり専門家である大岩根尚のミニ講演会
ひさしはやっぱり博士なんだよなぁとこういうときにあらためて思う(笑)
ひさしが話すのは、「地球温暖化とは、地球に一体どんなことが起きてるということなのか?という理解と、では、その巨大なシステムの中で私達は何が出来うるのか?を考え始める講演会」という感じだと思います。
これまで何度か聞かせてもらっているけど、地球の今の状態を観る目が養われる、地球に生きる上で知っておいたほうがいい視点のお話。ぜひ。
対話を大切にする仲間たちなので、そういった体験や聞くことをベースに対話をし、集まったそれぞれの人が自分に何ができるか、繋がって何をしていけるかを探求していける機会になると思います。
詳しくはこちら。
グローバル気候マーチ in 鹿児島 – 温暖化を防止するための具体的なアクションを一斉に起こす1日
https://www.facebook.com/events/2348533922132314/
昼の部は、会場手配という形で、私たち鹿児島県有機農業協会も協力をさせてもらっています。
SDGsや気候変動といった大きなものについて、私たちの仲間の間でもまだまだ十分に話すことができていないため、こうした機会もぜひ活用したいと思っています。
有機農家さんたちも、日中は畑のことで本当に忙しいけれど、こうした機会も共にできたら本当にいいなぁと思います。
彼ら・SELFが開く、午後と夜の企画に参加できる人はぜひと思うし、
そこに参加できるのは多くても100人ほどの規模だろうと思うと、この事柄の大きさを思えば、「もっとたくさんの人の多様な試みが色々なところでポコポコと生まれること」が本当に今必要だと思っています。
特に小さな子供達がいる親世代にとっては、とても重要な事柄だと感じている方々も多いのではないかと思っていて、そういった方々がつながり、仲間となって取り組むような器がいくつもできたらいいなぁと思っています。
それはきっと、鹿児島に一つというだけでなく、鹿児島の中でも各所に多様な形で存在していることが大切な感じがしています。
まさに“総力戦”であるこの取り組みにおいて、多様な人達を巻き込んだ大きなうねりを生み出していくには、多様な形の核が存在し、多様な形態を持った有機体として、活動が展開していくことが必要だと思うから。
このマーチの呼びかけに、「鹿児島でもマーチをしよう!」と呼応しているのが えぐち まおさん。
画像のチラシのように、大人の一人として、グレタさんを力強くサポートしたい、その一心で呼びかけてくれている。

9月23日、天文館の中央公園にて。
事前説明会が9月15日。https://www.facebook.com/events/2352812131607284/
既に、見えやすい形で、あるいは見えにくい形で取り組み始めている人達もたくさんいると思います。
「このグローバル気候マーチの呼びかけをどう受け取っているか」というやり取りも通して、今、特に鹿児島にある動きを知り合い、目に見えるようにウェブ上にまとめていくようなこともできたらいいなと思っています。
というわけで、
SELFが主催するイベントへの参加を是非オススメしたいし、
自分たちの地域で何かを始めてみたいと思う方々がいらしたら是非繋がりたいと思っているし、
必要であれば何か力になれたらとも思っています。
この広く響き渡っている“グローバル気候マーチ”の呼びかけを、
今まで関心のなかった人達にも届き得る声として活用させてもらったり、
関心のある、取り組みを進めていきたいと思う人達が繋がる縁にできればと思い、呼びかけでした!
この記事を書いた人

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システムファシリテーター
株式会社musuhi 取締役COO / Chief Dialogue Officer
ひとつまみの希望 主宰
世界と変わるコトバ研究所(NVC インテグラル理論 U理論 つながりを取り戻すワーク システム理論 等を統合的に扱い「私から、世界と変わる」ための研究・実践活動)
東京生まれ。大学時代から環境問題に取り組み、社会人時代に15年続く環境NPOの代表理事を拝命。2011年に鹿児島に移住、対話・ファシリテーションを鹿児島のまちづくり・地域コミュニティの文脈に導入する事業に参画。2017年4月に合同会社むすひを共同創業、「対話を核に組織が文化から変容していく」組織変革プログラムを仲間と運用。現在は「協働の質を高め、チーム・組織の中での対立も扱えるコミュニケーション:NVC」のオンラインスクール・コミュニティ事業や、第一人者たちと日本での展開に取り組む。
*少し詳しい自己紹介はこちらから。
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