強さ・充足・幸福・持続可能性・自分の人生を生きること。鍵はいずれも「意図的に続ける力」。そして「選ぶこと」。

Photo by Robert Anasch on Unsplash

ようこそ。

ここのところ、タスクが詰まっている私。今にもリリースしたい制作物もあるんだけど、仲間と最後のひと押しの段階。うずうず。

同時に、ここのところその制作物にずいぶんと多くのリソースを投入していて、それまでの日々で自分が習慣化して大切にしていたことの多くを、気づけば手放していました。

熱中すると、ついそこに没入し続けてしまう。私の愛すべきあり方でもあり、ついはまり込んでしまうパターンでもあることに、今では気づきます。

短期的な視点では、目の前の制作に没入することは確かな成果につながります。

同時に、「私の人生」や「息子や孫が生きる世界」といった長期的・超長期的な結果に寄与する行動を、自分は毎日の中でとれているだろうか? と、今の私は自分に問いかけ続けたいのです。

私が今思う「強さ」とは、何かを意図的に続けられること。

日常の中では色々なことがあるけど、自分が続けると決めたことを毎日の中で確かに続けているということ。

当たり前のようだけど、自分はこれまで、少なくとも昨年まで、できていませんでした。

そのことが大事だと、自分が感じた教訓や、世の中になる訓示から、知ってはいたけれど、できてはいなかった。

目の前のことに全力をつくすことがまずはなにより大切だと。

それでうまく進むこともあったけど、よくよくそのときの感覚を思い起こすと、どこか、「本当にこのままでいいのかな?」という、しくしくと胸をつつくような不安が身体の中にありました。いつでも。

特に外部からの要因、他の人と一緒にやっていることからの影響によって、自分が日々やりたいと本当は思っていることをやらなくなることがよくあります。

それは外側に理由を作って、継続しなくていい状態を生んでいるということでもあるのだと、自分の感覚を振り返って思います。

ああ、自分は長い間それをやってきた。長い、長い間。

自分の人生を生きることを本当に一番には大切にしていなかったのだと、自分に、家族に、親に、申し訳ないような、切ない感覚。そう、切ない、だ。

継続するにはエネルギーがいる。“習慣の力”も必要。

それはそう簡単なことではないけれど、こう考えることで自分への後押しになる意味付けをしておこう。

外部からやってくる、結果が出るまで比較的短期で簡単な事柄に着手してしまうというのは、短期的な報酬(お金に限らず)のために自分の限られた時間を使っているということ。

本当の自分の人生や使命のことを思ったときには、長期的な結果を生み出していくことの方がより重要なはず。
それを選び続けるということが、どれ程大事な事か。

それを選び続け、日々の中にその時間をつくり続ける先に、本当に力がつくし、常に発揮される力そのものになっている。そして、結果が現れ、経済的にも恵まれ、社会的なインパクトも大きく生み出せているということなんだ。

続けたいことを、続ける選択をする日々を重ねたものが、自分の未来そのものになる。

あなたが続けたいことは、なんですか?

また会いましょう。

この記事を書いた人

Seita
Seita
システムファシリテーター
株式会社musuhi 取締役COO / Chief Dialogue Officer
ひとつまみの希望 主宰
世界と変わるコトバ研究所(NVC インテグラル理論 U理論 つながりを取り戻すワーク システム理論 等を統合的に扱い「私から、世界と変わる」ための研究・実践活動)


東京生まれ。大学時代から環境問題に取り組み、社会人時代に15年続く環境NPOの代表理事を拝命。2011年に鹿児島に移住、対話・ファシリテーションを鹿児島のまちづくり・地域コミュニティの文脈に導入する事業に参画。2017年4月に合同会社むすひを共同創業、「対話を核に組織が文化から変容していく」組織変革プログラムを仲間と運用。現在は「協働の質を高め、チーム・組織の中での対立も扱えるコミュニケーション:NVC」のオンラインスクール・コミュニティ事業や、第一人者たちと日本での展開に取り組む。


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