【宇宙くらい俯瞰して、ようやく自分を第一優先にできた話】
「自分は、本当にはどうしたいのか」がどうやら何より大切らしい、ということにちゃんと気づき始めたのが、たぶん6年前くらい。
NVCと出会い、自分の中にどんな瞬間も「ニーズ」と呼ばれる、必要や願いがあるという見方を持つようになった。
けれど、
「良き社会人はこうあるべき」
「良き夫・父親はこういうもの」
「社会の中で尊敬され、成功するにはこれはできていないといけない」
みたいなものを追いかけるようにして生きることが染み付いていて、
「自分は、本当にはどうしたいか、わからない。どうしてるのが、合ってるの?」
と人に頼りたくなる自分がいた。
夫婦の中でも、チームの中でもそれはあって、困った。
今も、どうあるべきか、まず何をするべきか、外側に正解を求めて、疲弊したり、不満を持つこともある。
「こうじゃないんだよなぁ」という感覚は、体や心の疲れからわかることが多い。
「では、どうしたいのか」
そこにちゃんとつながるには、
自分の存在に自信を持てているとき、
「自分の内側にあるものは大切で貴重なものなんだ」と信じられているときに、
ようやくその兆しが感じられる。
それには、
自分のための時間を確保すること、
自分が心地よいと感じる環境で、自分が感じていることや、湧いてくることに十分に集中できる状態であることが必要で。
そしてそれは、「自分を第一優先にする」時間をつくることを決めることから始まる。
そのために役に立つことはいくつもあるのだけど、そのひとつが、自分という存在を、宇宙レベルに俯瞰したところから観ること。
他者との関係性の中で、自分のことより、他の誰かの求めや考え方を優先してしまいがちな自分もいる。
それよりも高い抽象度、深い真実味を持って、
「自分は大切な存在で、自分が感じていること・発見することは貴重なのである」と信じるために、宇宙からの見方が自分を支えてくれる。
宇宙は、空の向こうの、縁遠いもののように感じていたけれど、
よくよく理解してみれば、
自分は人の子であり、
大地から育った食べ物を食べ、循環する水を飲み、植物が生成する酸素を吸っていて、
そういう見方をすれば、「自分は地球でできている」というのはごく当たり前に思える。
その地球は、元は、宇宙のはじまりからの膨大な物質の動きの中で出来上がった真っ赤な岩石で、
それは「地球は宇宙の膨大な創造のプロセスで生まれた」ということで、
そうなると、「自分は、宇宙の創造のあらわれのひとつである」というのも、自然と「そうなんだなぁ」と感じられる。
宇宙は、縁遠いものではなくて、
そこ・ここにあるものだった。

自分は宇宙の創造性そのものであり、
自分の中から湧いてくる創造性は、その力強さ、貴重さを持ち合わせている。
だから、自分の創造性のための時間をつくること、自分のことを大切にすることは、他の人がどうあれ、大事なことなんだと思える。
それくらいの意味づけがあってようやく、ぼくは自分のことを肚から大切にできるようになった気がする。
ようやく、「自分を第一優先にする」を選べるようになってきた。
ようやく、「自分は本当にはどうしたいのか」を生きられそうだ。
考えすぎと笑われそうだけど😅、これが自分の性質だと、しっくりきています。
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そんなわけで、宇宙くらいの俯瞰を持たせてくれた映画「Journey of the Universe」の上映会をライフワークにしていきます。
まずは明日12月19日。以降、月の巡りにも合わせながら、ひと月に2回ずつ、上映会を続けていきます。
自分自身や、自分の人生のミッションなど、大切な事柄にたくさんの洞察を与えてくれます。
よいタイミングでご一緒できたら嬉しいです😌
12月19日(日)13:00-15:30
詳細・お申し込み:
https://jotu20211219.peatix.com/
以降の日程は、決まり次第こちらにアップしていきます。
https://we-transform.peatix.com/
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【追加のお知らせ】「年末年始・大事なことをちゃんと扱って新年を迎えるための、個人向け・パートナーシップ向けセッション」
我が家は、毎年年末年始はどこに行くでもなく、自分のための時間をじっくりと過ごします。
1年がんばって、羽根を伸ばす時間でもあるとともに、大切なことを見つめ直したい気持ちも湧いてくるもの。
そんな時間のサポートが必要な方に向けたセッションです。
詳細・お申し込みはこちらから。
https://oiwai.life/session2021to2022/
心が動いた方、ぜひご一緒しましょう。
この記事を書いた人

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システムファシリテーター
株式会社musuhi 取締役COO / Chief Dialogue Officer
ひとつまみの希望 主宰
世界と変わるコトバ研究所(NVC インテグラル理論 U理論 つながりを取り戻すワーク システム理論 等を統合的に扱い「私から、世界と変わる」ための研究・実践活動)
東京生まれ。大学時代から環境問題に取り組み、社会人時代に15年続く環境NPOの代表理事を拝命。2011年に鹿児島に移住、対話・ファシリテーションを鹿児島のまちづくり・地域コミュニティの文脈に導入する事業に参画。2017年4月に合同会社むすひを共同創業、「対話を核に組織が文化から変容していく」組織変革プログラムを仲間と運用。現在は「協働の質を高め、チーム・組織の中での対立も扱えるコミュニケーション:NVC」のオンラインスクール・コミュニティ事業や、第一人者たちと日本での展開に取り組む。
*少し詳しい自己紹介はこちらから。
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